すれ違いの多かった俺たち夫婦の前に、突然現れたパタパタという一匹の野良猫。妻はその猫を偏愛し、俺はそのことで気が立っていた。そしてある日、ちょっとした事件が起こり、妻は深夜、俺に背を向けて、自宅のドアを出ていった……。
野良猫と夫婦のちょっと切ない表題作「パタパタ〜ある野良猫の物語〜」。
絵本が大好きだった僕の妹。いつも僕のそばにきて絵本を読んでってせがみます。僕はそんな妹が大好きでした、でも、ある晩、妹はたくさん鼻血を出して、病院に担ぎ込まれました……。
著者が泣きながら書いた「いもうとの絵本」。
平成4年の日本ダービーに出走してきた小柄で地味な一頭のサラブレッド。大きなレースで人気馬の夢を潰し、詰られ、蔑まれて、ヒールになった競争馬。それでも、孤独なステイヤーは黙って走り続け、最後は自分の手でその理不尽な悪役のレッテルを剥がすことができる。そして、一番人気馬として堂々と出走してきたレースで悲劇が起こる……。
競馬ファンなら誰もが涙する「ライスシャワー」。
その他、笑いと涙が交差する珠玉のお話しを17編集めた、椿山諒初のエッセイ集。
「あなたの胸の中に一本の小さな灯りが灯ります」
B6版 表紙カラー 本文モノクロ100ページ
著者:椿山 諒
イラスト:長緒 鬼無里
出版社:アメージング出版
定価
・オンデマンド印刷 1,320円(本体1,200円+税)
・電子書籍1,100円(本体1,000円+税)
Amazon、楽天でオンデマンド印刷、電子書籍にて販売中
堺市産業振興センター内「メゾン・ド・イリゼ」でも販売中