拙書「パタパタ〜ある野良猫の物語〜」の電子書籍版を発売しました。
電子書籍と言えば、Amazon の kindle が有名ですが、実は、kindle 以外にも電子書籍を扱う書店は多数あり、それぞれにユーザーが付いているという、群雄割拠の世界でもあります。そこに一石を投じるべく・・・、などと言えば、まあ、聞こえはいいのですが、要は販売チャネルを広げて、少しでも小銭を稼ごうという魂胆なのです(笑)。
私自身、電子書籍というものを購入したことが無く、果たしてどのくらいの方にご購入して頂けるのか皆目見当がつかないのですが、売れる売れないに関わらず、より多くの方にこの本を知って頂きたいという思いで、今回、電子出版化にチャレンジしてみました。
現時点で以下の書店にて販売されています。今後も増えていくと思いますので、もし、ご興味のある方は、チェックしてみてください。
電子書籍版は、紙の書籍に比べて、少しだけお安くしています。
【Amazon(Kindle版)】
https://www.amazon.co.jp/dp/491119913X/
【Rakuten(Kobo版)】
https://books.rakuten.co.jp/rb/17975725
【ブックライブ】
https://booklive.jp/product/index/title_id/1669859/vol_no/001
【ブックウォーカー】
https://bookwalker.jp/series/487607/list/…
おかげ様で、この「パタパタ〜ある野良猫の物語〜」という本は、多くの方から愛されています。
その理由は自分の文書力だけではありません。素敵な装丁をして頂いたデザイナーのKさんのおかげでもあります。先日の文学フリマでは、彼女が描いた猫の絵を見て、足を止めて頂く方も多数いらっしゃいました。ジャケ買いという言葉があるように、今回の本の購入の何割かは、彼女が書いた猫の絵によるところもあるような気がしています。(などと、少し持ち上げておきます(笑))
先日の文学フリマでは、競馬好きのおっちゃんに、拙書をご購入していただきました。本の中に掲載された「ライスシャワー」というお話に興味を持って頂いたようです。
この「ライスシャワー」という競走馬は実在したサラブレッドで、その悲劇的な最後から、競馬ファンなら名前を聞いただけで、感傷的になってしまうような馬なのです。
文学フリマでは、この馬の話で、おっちゃんと盛り上がりました。そして、最終的に拙書をご購入頂いたのです。
あのおっちゃん、俺の本を読んでくれたのだろうか。ライスシャワー以外のお話は、もしかしたら、おっちゃんにはつまらなかったかも知れない。
でも、俺は何となく思うのだ。俺のライスシャワーはあのおっちゃんの中で風を切ってゴール板を駆け抜けたに違いないと。恥ずかしながら俺は、自分の書いた「ライスシャワー」を読むと、未だに目頭が熱くなる。星になったライスシャワーは俺の中で未だに生き続けているのだ。
コメント